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2008/10/23
【参院外防委】北朝鮮テロ支援国家指定解除の通告質す 白議員
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 白眞勲議員は、参院外交防衛委員会でアメリカから北朝鮮をテロ支援国家指定から解除するとの通告がいつあったかを質した。中曽根外相が、アメリカ、その他関係国との関係もあり、答えられないとしたため、審議は度々中断した。

 北澤俊美委員長は、政府に、国会への報告義務を果たすよう求めるとともに、特に昨年の参議院選以降、野党が参院では多数であること、また、それが民意であることを踏まえて答弁するよう異例の注意を政府側に与え、さらに、不十分な答弁については、今後理事会で協議すること、質問時間を残している議員がいることに留意して審議を進めるとして、委員会を閉じた。

 白議員は冒頭、アメリカのライス国務長官との電話会談で、北朝鮮のテロ支援国家指定解除をしないよう求めたのかを質した。

 中曽根外相は、「40分会談した。解除しないでくれとは言わなかった」と答え、外相の役割を何ら果たしていないことが答弁から明らかになった。

 次に、白議員は、解除するとの通告はいつあったのかを質した。外相が「コメントを差し控える」と答えたため、白議員は「なぜ言えないのか。その理由は」と詰問。外相は「米国との関係で答えられない」と、理由についても明確にしなかった。

 度々審議を中断して、与野党の理事同士で協議がなされたが、結局、国民が知りたいことへの答弁はなされず、政府側の答弁の不備、すべてを隠そうとする姿勢のみが目立った。

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