トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2000/12/28
鳩山代表が2000年最後の記者会見
記事を印刷する

民主党の鳩山由紀夫代表は28日に行われた今年最後の定例記者会見で、自ら選んだ政界の5大ニュースを披露した。(1)小渕総理が倒れ、森総理が密室のなかで誕生したこと。(2)政権を奪うことはできなかったが、民主党が躍進を遂げた総選挙。(3)臨時国会で参議院の選挙制度改悪という暴挙が行われたこと−−鳩山代表は「まさに自公保政権による党利党略の仕上げのようなものが、多数政権与党の横暴で通ってしまった」と振り返った。続いて(4)加藤政局とあっけない幕切れ。鳩山代表は「呆気なくついえてしまったが、森政権ではダメだという声が、自民党のなかからも起きた」と論評。そして(5)吉野川可動堰の住民運動に象徴される住民パワーが政治を動かし始め、その力が長野県で田中康夫知事を知事を誕生させたこと−をあげた。

 鳩山代表は「確実に政治を動かし始めた無党派・住民パワーの流れをひとつにまとめることは、残念ながら20世紀中にはできなかった」と率直に反省し、その上で、「他力本願ではなく自力で、政権を勝ち取らなければならない。21世紀こそ、国民のみなさんと共に政権奪取を実現していきたい」と来年に向けての強い決意を示した。

 鳩山代表は、さらに、来月下旬にスイスのダボスで開かれる国際会議「世界経済フォーラムの年次総会」(通称:ダボス会議)に出席して、各国の首脳や財界人と経済や安全保障などの問題をめぐって意見を交わし、民主党の姿勢をアピールしたいとして、日程の調整を進めていることを明らかにした。鳩山代表は「日本の政治の声があまりにも聞こえてこない。世界のなかで日本の政治が忘れられつつあることに危機的に感じている。民主党の代表としてか個人の立場かは未定だが、できる限り出席したい」と意欲を示した。

 野党側は来年の通常国会を1月のできるだけ早い時期に召集するよう政府・与党側に求めていることから、国会の日程も考慮しながら具体的な日程の調整を進めることにしている。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.