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2008/11/02
岡田副代表、阪口・和歌山2区総支部長と和歌山県橋本、紀の川両市で街頭演説
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 岡田克也副代表は2日、和歌山県橋本市、および紀の川市を訪ね、阪口直人・和歌山県第2区総支部長と演説を行った。

 阪口総支部長はまず、麻生首相の経済対策に失望する住民の声を紹介。3年後の消費税増額とセットになった定額減税案は、将来へのツケを残すバラマキだとし、「今日の買い物はタダにしてあげるといいながら、3年後からは何十倍もの請求書を毎年持ってくるようなもの」と断じた。

 また、与謝野経済財政大臣が公開した内閣府の試算では、GDP押し上げ効果は僅か0・1パーセントである点にふれ、国家予算の約2・5パーセントを費やしても景気浮揚を図る効果はほとんど皆無であり、当日の株価急落を見ても市場からも見限られていると批判した。

 さらに、収穫期を迎えた柿農家などでは、今年はカメムシの被害が深刻で、価格下落が大きな不安を招いているとし、民主党が掲げる農業者戸別所得補償制度を紹介し、同制度が確立すれば農家の安心を生み出すことにつながると説明。農業を営むリスクを下げることで、若者が農家に従事する意欲を生み出すことになると問題提起した。同時に、農業の流通を改革し、農村観光の開発など、農業周辺の産業を生み出す要因にもなり、地方の活性化にもつながっていくとの考えを示した。

 岡田副代表は、阪口総支部長との出会いについて、視察で赴いた16年前のカンボジアであり、当時阪口総支部長は、国連ボランティアとして、自分の身をかえりみず平和構築活動に従事する若者だったと紹介。活動中に殉職した中田厚仁さんと共に、日本人として世界の平和や貧困解決に貢献する思いを語り合った友人だと述べ、「公に貢献する強い意識を持った阪口さんをぜひ、政治家として大きく育てて欲しい」と訴えた。

 また、政権交代は、今の官僚依存政治を国民主権の政治に変えるとともに、野党になる自民党にとっても自己改革する絶好の機会であると指摘。民主党と自民党が互いに切磋琢磨することが、結局は国民の利益になると力説し、「阪口支部長とともに、和歌山2区から日本を変えよう!」と熱く訴えた。聴衆の間からは大きな拍手と賛同の声がわき、演説会は大盛況で終了した。

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