鳩山由紀夫幹事長は5日午後、米国大統領選で民主党のバラク・オバマ上院議員が勝利を確実にしたとの情報を受け、都内で記者団に答えた。
勝利確実となったオバマ氏に対して党として心からの祝意を述べるとともに、「米国では民主主義が生きていると実感した」と表明。イラク戦争や世界的金融危機を引き起こしたブッシュ大統領への批判が募るなか、民主主義の基本との思いで国民が投じた一票がオバマ氏に圧勝をもたらしたこと、米国民が変化を期待して行動したことを、高く評価する考えを示した。
その一方で、「日本では本当の意味での民主主義、二大政党制が生きていない」と述べ、現政権による失政が続き、国民の不安、不満が募っているときこそ政権交代を実現させないといけないと指摘。米国での変革をモデルとして受け止め、日本国民が「チェンジが必要」という意識をもってほしいと期待を寄せるとともに、そのためには民主党も頑張っていかなければならないと語った。
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