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2008/11/07
田母神前航空幕僚長の問題、麻生内閣を揺るがす大問題と捉え徹底審議する 輿石会長
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 国会内で7日午前、参議院本会議を前に、民主党・新緑風会・国民新・日本の参議院議員総会が開かれ、輿石東参院議員会長(代表代行)が挨拶した。

 輿石会長は、麻生内閣発足から1カ月半、「参議院は開店休業」との新聞報道に触れ、その状況をつくったのは我々ではないと反論。30日の会期末まで約3週間、(1)新テロ対策特別措置法改正案、(2)金融機能強化法改正案、(3)第2次補正予算案――が焦点だとして、これらをめぐり最大の山場を迎えるだろうとの見通しを述べた。

 そのうえで、過去のアジア諸国への侵略を正当化する内容の論文を発表し更迭された田母神前航空幕僚長の問題について、「国会もシビリアンコンロトールも要らない」とする発言も併せ、文民統制への挑戦であると厳しく非難。守屋前防衛事務次官の実刑判決など防衛省の相次ぐ不祥事にも言及、単なる個人の発言に留まらず、防衛省組織全体の問題であるとの認識を示した。新テロ対策特別措置法改正案と絡めて「審議の引き延ばし云々といったレベルの話ではない」と一蹴。麻生内閣を揺るがす大きな問題と捉えて徹底的に審議する方針を明示、11日の委員会での参考人招致が決まったことを報告した。

 輿石会長はまた、「『麻生はやりぬく』というが何をどうやりぬくか、ますます混迷の度を加えている。これを政治空白といわず何というのか」と指摘。民主党は、本日から参議院での審議が始まる金融機能強化法改正案をはじめ、今国会で審議すべきものはしっかりと処理していくと明言した。

 総会では、本会議で質問に立つ富岡議員が決意表明。「麻生首相の迷走ぶりを指摘しながらしっかり追及していく。全力で頑張る」と話した。

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