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2008/11/07
ローカルマニフェストが日本を変える 第3回ローカルマニフェスト大賞
多くの民主党所属地方議員、地方議会会派が各賞を受賞
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 第3回マニフェスト大賞の受賞式が7日午後、東京・六本木アカデミーヒルズのタワーホールで開催され、三重県議会・新生みえがマニフェスト大賞グランプリを受賞したほか、多くの民主党所属地方議員、地方議会会派が各賞で表彰を受けた。

 マニフェスト大賞は、地方議員や首長の活動実績を評価し、その政策提言能力の向上を図ることを目的としたもので、実行委員会は全国の地方自治体議員をはじめ、ローカルマニフェスト推進首長連盟や地方議員連盟、早稲田大学マニフェスト研究所などで構成され、今年3回目を迎える。

 冒頭、主催者挨拶に立った神奈川県議の福田紀彦実行委員長は「今回は全国から429団体、971件の応募があり、第1回・第2回と倍々ゲームで質・量ともに発展、市民・首長・議会が一丸となった自治体の善政競争が進んできた」とローカルマニフェスト運動の広がりを紹介した。

 続いて各賞の発表が行われ、最優秀アイデア賞を増子博樹・東京都議、ベスト・ホームページ賞を岡田和則・鎌倉市議、地域環境政策賞を熊谷哲・京都府議が受賞した。「病院転院問題でのメディカルソーシャルワーカー対策」で最優秀アイデア賞を受賞した増子都議は「来年の都議選にむけて医療連携をマニフェストに明記していきたい」と決意を語った。

 岡田鎌倉市議のホームページは市議として入手した行政の原資料をPDFで公開している点が評価され、「市民参画のために今後も情報公開が大切と心がけ、毎日できるだけ書き続けたい」と受賞をの喜びを語った。今回はじめて設けられた地域環境政策賞を「野生生物保全条例」で受賞した熊谷京都府議は「環境NGOや議会各会派、府庁スタッフなどオール京都の取り組みで受賞できた。マニフェスト先進地・京都と呼ばれるよう取り組みを続けたい」と決意を語った。

 第3回ローカルマニフェスト大賞グランプリは、地方議会部門が三重県議会・新生みえ、首長部門は鈴木康友・浜松市長が受賞した。北川正恭審査委員長は「数多くの議員提案条例を制定し、二元代表制の一元を担うトップクラスの県議会を第一会派として牽引した」と新政みえを講評した。

 受賞の挨拶に立った三谷哲央県議は「予算編成権や執行権のない県議会会派が、5つの部門25テーマをマニフェストに掲げ昨年4月の統一選を戦った。年2回240日に及ぶ通年議会のなかで52年ぶりの公聴会開催、58年ぶりの予算案減額修正を行った。今後も毎年結果を公表し評価を受けるなかで、条例や意見書として形にしていきたい」と改革の決意を語った。

 閉会の挨拶にたった第2回大賞グランプリ受賞者の松沢成文神奈川県知事は「大統領選挙で米国民は新しい政治を選択した。きたる総選挙では各政党もマニフェストを掲げて有権者が選択できる状況を作って欲しい。そのためにも私たちはローカルマニフェストを通じて日本の政治を変えていこう」と締めくくった。

 第3回マニフェスト大賞ではこのほかグランプリに岩手県議会の民主・県民会議民主党京都府連、ベストホームページ賞に民主党・無所属の会さいたま市議団と静岡市議会・静政会、アイデア賞に伊藤久美子・神奈川県議がノミネートされ、それぞれ表彰を受けた。

 


左から増子博樹・東京都議(最優秀アイデア賞受賞)、岡田和則・鎌倉市議(ベスト・ホームページ賞受賞)、熊谷哲・京都府議(地域環境政策賞受賞)
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