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2008/11/07
小沢代表、衆院選における民主党と新党大地との選挙協力を表明
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 小沢一郎代表は7日夕、北海道札幌市内で記者会見を行い、「第45回衆議院選挙における民主党と新党大地との選挙協力について」(下記ダウンロード参照)を発表。鈴木宗男新党大地代表も出席して署名し、強く協力し合い、政権交代に向けて勝利を目指すと表明した。会見には、北海道連代表の鉢呂吉雄衆院議員、新党大地と連携強化の協定(下記ダウンロード参照)を結んだ連合の高木剛会長も同席した。

 日本の政治・経済・社会が陥った窮状を打開し、明日に希望を持てる日本をつくるには、地方や弱者を切り捨ててきた官僚政治、新自由主義政策と決別し、新しい政治体制を実現するしかないとの共通認識のもと、第45回衆議院選挙における選挙協力を合意したもの。具体的には、(1)民主党は、比例代表選挙北海道ブロックにおいて、新党大地の議席増に全力をあげる、(2)新党大地は、北海道の小選挙区選挙において、民主党公認候補の当選に全力をあげる――等を盛り込んでいる。

 小沢代表は、新党大地との選挙協力合意について「大変喜ばしく力強く思う」との所感を明示。その上で、解散・総選挙は「近いうちに実施せざるを得なくなる」との考えを明らかにし、「本日の協力をてこにして北海道から日本の政治を変えていく。そういう意気込みで皆様の理解を得られるよう力を合わせて全力で頑張っていく」と決意を語った。

 鈴木新党大地代表は、「北の大地から炎を、北海道からチェンジを進めていきたい」と表明。「北海道が元気になれば日本が元気になる。明日の日本をつくるのは北海道だ」と気合いを込め、自公政権下で疲弊した北海道に元気を取り戻したいとし、両党の協力により「間違いのない結果を出していきたい。確実な新しい政治の流れをつくっていきたい」と話した。

 高木会長は、新党大地との選挙協力について、自公政権の下で社会は行き詰まり、このままでは日本の将来は大変だという思いを共有したと述べ、格差社会の是正、国民が第一の政治の実現に向け、力を合わせていくことになったと経緯を説明した。

 小沢代表は、なぜ、このタイミングだったかとの質問に対して、「麻生内閣成立以来、麻生首相は選挙に向けて色々な経済対策などを話してきたが、結局今もって何一つ実現の方向に向かっていない」と断じたうえで、「内容についても今日の危機を乗り越え国民生活を安定させるには程遠いものである」と指摘。一方で、自民党政治により弱者切捨て、地方切捨ての政治で格差社会を作り出した結果、不景気が国民生活を直撃しているとして、「自民党の単なる勝手な理由、麻生首相の延命のためだけの解散の先送りはそう長くやってられないだろう」との見解を述べた。

 「もういい加減に主権者の声を問え」という国民の皆さんの声が年末にかけて大きくなるだろうと小沢代表は情勢を分析。「麻生首相、自民党の思惑とは別に、国民の声を前に、必ずいずれ遠からずやらざるを得ないと判断する」と語り、新党大地と力を合わせ国民の政治を変える、国民本位の政治を実現させる、その運動のスタートを切ることが必要だとして今日に至ったと述べた。

 会見では、最後に4氏が堅く握手を交わし、次期総選挙での必勝に向け、全力を尽くすことを誓い合った。

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PDF 第45回衆議院選挙における民主党と新党大地の選挙協力について
PDF 第45回衆議院選挙に向けた連合と新党大地の連携の強化についての協定
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