小沢一郎代表は7日夜、北海道札幌市内で「民主党北海道合選・全道選対事務局長会議」に出席。民主党北海道代表の鉢呂吉雄衆院議員、高木連合会長とともに、北海道12小選挙区での勝利に向けて激励した。
小沢代表は、出席者の顔を見回し「北海道には度々訪れているが」と切り出し、小選挙区でパーフェクトという成果を挙げていただきたいという強い願いと期待があると挨拶。「現実問題として夢ではない以上に可能であるとの自信を色々な意味で強めている」として、現場を取り仕切る皆さんにより一層の尽力を、と求めた。
その上で、麻生首相は解散を回避する一方、言っていることは何一つ実現される気配はなく、具体的には何も進んでいないと指摘。追加の経済対策を例に、仮に今月中に第2次補正予算案ができあがったとしても提出は来月頭になるだろうとの見通しを示し、12月半ばには本予算の編成を行わなければならないことを考えれば「本気でやろうとすると厳しくなる」と述べ、その姿勢を問題視した。
景気対策を最優先と強弁する麻生首相であるが、年内に予算を組めなければどうしようもないとも指弾。思いつきで物を言う政府、内閣においては、この問題ひとつをとってもどうしようもない状態になりつつあるとした。
一方、不景気が押し寄せ、12月に向けて失業や倒産が増えてくる中、「選挙で国民の支持を得た政党がそれを背景に思い切った政策を実行するべき」との論理が国民に広く浸透していくのではないかと分析。先延ばししようとしても国民の声により、必ず解散しなければならない事態になるだろうとの見解を示した。麻生内閣はこのまま通常国会を乗り切れる状況、態勢にないとして、常会前の解散、年越し選挙に向けての活動も十分考えられると主張。党本部としても各選対に対して支援態勢をつくりあげていくと約束した。
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