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2008/11/12
政府・与党の定額給付金制度を「国民をばかにした制度」と酷評 鳩山幹事長
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 鳩山由紀夫幹事長は12日午後、国会内で、総額2兆円規模の定額給付金の対象となる所得制限の設定を巡る政府・与党の迷走ぶりについて記者団に語った。

 冒頭、鳩山幹事長は政府・与党が給付の対象となる所得制限を1800万円とした上で、制限の設定は市区町村の裁量に委ねると決めたことに対して、「二転三転、四転五転六転、七転八倒と政府の体をなしていない。国民の皆さんにとっても極めて評判が悪い制度である」と切り捨て、「国民の皆さんからすれば、ばかにするなという話」と厳しく批判した。

 また制度面についても「政府・与党自らが決められないから市区町村に丸投げするやり方はあまりにも無責任ではないか」と酷評。さらに、「選挙目当てのバラマキと批判を浴びたくないために、給付への所得制限を設け、その責任を全て市区町村に押し付けた」と強く非難した。

 次に定額給付金による経済対策の効果について鳩山幹事長は、「かつて行われた給付金制度で効果が表れないことは実証済み。しかも現在の景気状況を見れば期待できないのは明らかである」と明確に否定した。

 最後に定額給付金に関する財源について、「一体何を財源とするのか。当然その議論もしなければならない」とした上で、「国民をばかにした制度について、我々は到底賛成できるものではない」と埋蔵金で国民への買収行為を行う政府・与党に対して、国会審議を通じて徹底的に追及する考えを明らかにした。

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