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2008/11/13
政権交代で正しい政治よみがえらせよう 幹事長と黒岩・新潟3区総支部長が訴え
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 鳩山由紀夫幹事長は13日夜、新潟県村上の村上市民ふれあいセンターで、黒岩たかひろ・新潟県第3区総支部長が開いた集会に出席。瀬波温泉潮太鼓の勇壮な響きと約1000人の聴衆の拍手に迎えられて入場し、講演した。

 鳩山幹事長は講演の冒頭、「保守だとか革新だとかいう時代ではない。自民党だから、民主党だから、イデオロギーが違うという時代ではない。この国をもっと良い国にする競争の中で私たちは、民主党の考え方のほうが優れていると思い、行動している」と自らの立場を語った。

 自民党ともう一つの政党が切磋琢磨する中で緊張感をもった政治が行われることが、国民の皆さんにとっても正しいという見解を示し、「現政権が必ずしも期待に応えていないのに、それでもずっと自民党政権が続いていけば、未来が見えなくなるばかりだ」と指摘。民主党の使命である政権交代の実現こそ、正しい日本の政治をよみがえらせる唯一の手段だとした。

 総理大臣という日本のトップが「こういう日本を作りたい」「こういう日本人を育てたい」という大きな志を持たない状況が続いた影響として、北朝鮮の拉致被害者の再調査のメドが立たない現状、米国による北朝鮮のテロ国家指定解除問題を招いたとして、「国益の喪失」と指摘した上、国際的に信頼され、尊厳を取り戻すことも党の使命だとした。

 鳩山幹事長はまた、定額給付金をめぐる与党の迷走に言及し、「本来ならば国家としてやらねばならない最低限の役目を放棄し、こういうときだけ地方分権といい、地域に丸投げする」と、所得制限の判断を市区町村にゆだねる方式に強く異論を唱えた。

 発足1カ月あまりの麻生政権については、政権の体をなしておらず、もはや末期症状だと指摘。打ち出した緊急経済対策をこの臨時国会でまとめられず、第2次補正予算案もどうやら出せない状況であることを聴衆に報告し、総辞職するか、解散総選挙に踏み切るべきだと主張。「日本の未来を取り戻そう」と民主党への支援を求めた。

 黒岩総支部長は、小泉改革によって地方が息も絶え絶えになり、切り詰めても高齢者の負担が増え、農林漁業が疲弊しているという見解を示した上、地域に政治の光を当てるために取り組み、暮らしを支える決意を語った。

 また、定額給付金を配布したあとに消費税の増税を検討する政府の方針について、本来はムダ遣いを改めるほうが先であり、これが国民の皆さんのごくまともな感想だと指摘、民主党の景気対策はお金の使い方を変えていくと表明した。

 さらに、高速道路無料化の政策を取り上げ、これによる運送費の削減によって海外に進出していた企業が国内生産でもコスト面で見合うようになり、地域に働く場所ができて若者が戻ってくるなどのメリットがあることを説明、「地域を元気づける大きな切り札」とした。

 「今のムダ遣いばかりの政治を改めて、地方へ企業がこられる環境を整え、明るい未来へ政治を変えよう」と政権交代による政治の転換を訴えた。

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