党のB型・C型肝炎総合対策推進本部の会合が、26日夕国会内で開かれ、インターフェロン治療費助成、フィブリノゲン製剤追加調査、訪問調査について厚生労働省からヒアリングした。
会合には、薬害肝炎原告の福田えりこさん(次期衆院選・長崎2区予定候補)も参加した。
厚生労働省は、まず、インターフェロン治療費助成について説明、申請件数、C型慢性肝炎ジェノタイプ1b型へのインターフェロン投与の期間について、72週とすることを認める肝炎治療戦略会議の報告書など説明した。
この説明に対して、福田さんは自身が1a型だったことを明らかにして、なぜ「1b型に限定するのか理由が分からない。もう一度考え直してほしい」と訴えた。厚生労働省側は、対象となる患者、元患者さんなどのケースを探し出すことや、肝炎治療戦略会議の座長と相談することなどを約束した。
また、昨年の10月に舛添厚生労働相が、フィブリノゲン製剤を投与された29万人全員を草の根を分けても探し出すと答弁した追加調査について、投与を知らせることのできたのは14日現在で、6422人であると報告した。
これについて、山井和則『次の内閣』ネクスト厚生労働副大臣は、「いつできるのか。現在6000人では嘘になる」として、ゆっくりしていては助かる命も助からないと述べ、追加調査を急ぐよう求めた。
会合では、最後に福田さんが、「(薬害肝炎は)官僚が一緒になって起こした事件、私たちにとって殺人事件と変わらない。そのことを頭において対処してほしい。真相究明をぜひ」と訴えた。
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