トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2008/12/01
「次の内閣は選挙をすることが仕事になる。そうなれば各党も一致するはず」代表が選挙管理内閣提案
記事を印刷する



 小沢一郎代表は1日午後、本多平直・埼玉県第12区総支部長の事務所をたずね、訪問後に事務所前で記者団の質問に答えた。

 「朝から暗くなるまで、きちんとやっているそうだから、量的に自民党に負けないように、こちらは金も権力もないから体力で頑張れといってきたところだ」と本多事務所でのスタッフとのやりとりをまず紹介した。

 そのうえで小沢代表は解散の時期については「それはわからない」と述べつつも、「こんな調子で麻生内閣がいつまでもつか。そう長くもつとは誰が見ても思えない。とすれば解散だ」と語った。

 報道各社の世論調査で、麻生内閣の支持率が激減し、一方で総理にふさわしい人として小沢代表が麻生首相より勝るか、もしくは同程度の数字が出ていることへの見解を問われたのに対しては、「僕自身はまだ野党の党首だから」と前置き。そのうえで「国民の皆さんに期待していただけるということは、大変ありがたいことで、感謝している」と述べた。

 同時に、「しかし、いずれにしても総選挙で国民皆さんの支持を得なければだめなので、僕個人云々よりも全員で皆さんに訴えるということに力を尽くそうと思う」と表明した。

 麻生政権崩壊後に、全党参加の選挙管理内閣、超大連立になるのではないかという見通しを党首討論後に党幹部会合で示したとされる点に関連して、この後の政局をどうみるかとの問いには、「私が申し上げたかったのは、麻生内閣が退陣ということになれば、また頭だけ変えて公明党がくっついたとしても自民党の単独政権ということはあり得ないということだ」と解説。「4人目がまたということはあり得ない」との認識を示した。

 そのうえで、「すなわち、次の内閣はいずれにしろ、選挙管理内閣として選挙をすることが仕事になるという意味で言った。選挙管理内閣ということであれば、各党ともみんな総選挙ということで、意見も一致するだろう。その意味で申し上げた」と説明した。「たらいまわしで政権をとるということはあり得ない」とも強調した。

 代表自身の国替えの可能性について問われたのに対しては、「私は民主党の公認候補の最後に公示の直前に決める」と語った。

 また、伝統的に保守地盤とされる埼玉県第12区について「ここでとれれば政権交代ができるというのが合言葉になっているのだが、どうみるか」との問いに、今日ではむしろ、そういった保守地盤で自民党への批判が非常に強くなっていると小沢代表は分析。さらに、「今までの関係があるから、そういう意味で強いというふうに言われるのだが、僕は決してそうは思っていない」と語り、すべての選挙区で総支部長がひとりでも多くの人に声をかけ、理解してもらえれば、「自民党の地盤が強いなどというところはないね、全国的に」と断言した。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.