民主党の鳩山由紀夫代表は20日、鈴木議員に対する辞職勧告決議案の本会議上程を求める動議が否決されたことについて「小泉首相、与党3党も鈴木氏と同罪だ」と厳しく批判した。
鳩山代表は、小泉首相が同決議案の取扱いをめぐり、昨日になって「国民が納得する国会運営を」などと自民党に指示したものの、与党側に拒否されたことをとらえて「結局、小泉首相は何もリーダーシップをとらなかったに等しい。首相を含めて与党全体が鈴木議員をかばった」と語気を強めた。
さらに鳩山代表は、鈴木議員・外務省疑惑に対する政府・与党の対応について「彼らはどうして国民の声を聞かないのか」と非難、今後もさらに同決議案の成立を求めていく考えを示した。
また代表は、19日に政府が発表した地球温暖化対策推進大綱について言及。「官僚主導の数字合わせにすぎない。こんなデタラメな対策に乗るわけにはいかない」と一刀両断にした。
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