24日、民主党の鳩山由紀夫代表は、4月28日に行われる参議院議員新潟県選挙区補欠選挙で民主党が推薦する予定候補者・黒岩たかひろ氏と共に雪がちらつく中で県内9ヵ所あまりを回り、応援演説を行った。
演説の中で鳩山代表は、開口一番「政治はつまるところ人なのだ」と切り出し、「国政・県政・市政のいずれであっても、どれだけの人材を選挙の場に送り出せるかにかかっている」と指摘。地域福祉研究を目的とする会社を立ち上げ、高齢者医療・福祉や障害者福祉に取り組んできた黒岩たかひろ予定候補者について、「人のために生きることに価値を見出し、愛を行動で示してきた」と高く評価、誇りをもって推薦できる優れた人材であると聴衆に訴えた。
また、23日夜に自民党の公認予定候補が“選挙情勢が厳しい”として出馬を取りやめたことについて触れ、「優れた人物を発掘し、世に問うという作業を自民党はどこまで真剣に行っているのか。勝てそうもないとわかると、候補者から引きずり下ろす。まさに党利党略だ」などと痛烈に批判した。
鳩山代表は、民主党が24日から4月26日まで実施している衆議院議員候補者公募についても触れ、「有能な新人候補を発掘したい。自分の力でこの国を動かしてみよう、市民参画型の政治に加わっていこう、という志を持った若い人たちが公募に応じてくれることを心から期待する」と呼びかけた。
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