徳永久志議員は、11日午後参院外交防衛委員会で、テロ対策補給支援法改正案の採決を前に、反対討論に立ち、テロとの闘いは軍事力では改善されないと主張した。
徳永議員は、まず、インド洋での自衛隊の活動に関する検証のために、必要な情報提供がなされなかったのは、不誠実であるとして「何を根拠に延長の是非を判断しろというのか」と非難。
また、この7年間でアフガニスタンの治安は悪化していると指摘。さらに、「民間団体の統計では、多国籍軍の兵士の死者数も今年はすでに最高に達している」とした。
さらに、ペシャワール会現地代表の中村哲医師の「日々、自爆要員が拡大再生産されていく状態にある」との参考人としての外交防衛委員会での発言も引き、「給油を続けてもアフガニスタンの問題の根本的な解決には少しもならないことを政府はしっかりと認識すべきだ」として、法案反対を訴えた。
また、防衛省の改革、シビリアンコントロールの徹底からも改善がなされずとても賛成できないと訴えた。
法案は賛成少数で否決された。
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