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2000/11/14
<衆本会議で財政演説へ代表質問>「循環分権国家」づくりへ取り組め〜筒井信隆議員が主張
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衆議院本会議で14日、大蔵大臣の財政演説に対する各会派の代表質問が行われ、民主党・無所属クラブから筒井信隆衆院議員が登壇した。

 本題に入る前に筒井議員は、「内閣支持率が低下し、政権末期の様相を示している。不信任案が提出される前にみずから総辞職する意志はないか」と森首相に単刀直入に退陣を要求。森首相は「国民が求めている政策を着実に遂行することが私の責務。もとより内閣総辞職を行う意思はない」と突っぱねた。

 また、森内閣の不支持を表明している自民党の加藤紘一議員の行動について、筒井議員が同じ派閥の宮沢蔵相に尋ねたのに対し、蔵相は「消費、雇用が微妙な状況にあり、政治の空白を生むことは国民生活や経済活動に与える影響が大きいので、憂慮している、と申し上げた」と答えた。

 本論に入り、筒井議員は、「日本は歴史的大転換期に入っている。小規模分権、小規模分散の地上資源循環型社会に転換し、循環分権国家に変えなければならない」と前置き。政府のIT政策についてその具体像を質しながら、「政府が主導する国民運動のような普及は向いていない。大学等の研究機能強化、先端技術開発と民間への技術移転推進、プライバシー保護や知的所有権の確保、障害となる規制や独占の撤廃が政府の役割であって、あとは民間に任せるべき」と主張した。

 また、筒井議員は、バイオテクノロジーによって生命の可能性とバイオマス、生物資源の活用を飛躍的に高める「バイオ革命」が、IT革命とともに日本経済の新たな成長への「車の両輪」になると提言。

 さらに、「政治・経済・社会の小規模分散化」、「リサイクル化」が循環分権社会の4本柱となることを強調して、質問を終えた。

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