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2008/12/13
鳩山幹事長、群馬2区・石関議員と国民の声を活かす政治の実現を訴える
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 鳩山由紀夫幹事長は13日午後、群馬県伊勢崎市内で開かれた集会に群馬県第2区総支部長の石関たかし衆議院議員とともに出席した。

 はじめに石関議員は1人の評論家の話を紹介しながら、戦後の日本の経済成長を支えてきた自民党の功績は評価したうえで、現在は、かつての自民党の存在意義であった米国・ソ連を中心とした冷戦構造における反共産主義、経済を牽引するという中核的な役割がもはや成り立たないとして、自民党の役割を終えたのではないかと指摘。ある幼稚園では「漫画ばかり読んでいると麻生首相みたいになってしまうよ」という言葉がお母さんたちの間で使われている話にも触れ、一国の首相の権威がここまで失墜したことがあったかと嘆いた。

 それに関連し、自分たちで総裁に選んでおきながらわずか数カ月で見放し、麻生首相に対して批判的な発言を繰り返す自民党議員の存在に対して、新党樹立の可能性を指摘する声をけん制、今の自民党議員にはそのような志もエネルギーも持ちえないとの見方を示し、政権交代の実現により政治の信頼を取り戻すため、その先頭に立って地元群馬において支援の輪を広げて行く覚悟を語った。

 石関議員の新党確立の可能性についての話を受け、自らが民主党を立ち上げた時を振返った鳩山幹事長は、日本の政治を動かすべく離党の決意したとして、表明するそのときまで夫人以外には誰にも口外せずに同志とともに相談したと明かした。それに引き換え、今メディアで公然と麻生首相の批判を繰り返す自民党議員には「本気で自民党を動かしたい、新しい政治をつくりたい」との気概はないと指摘。次の選挙で自分だけは何とか助かりたい、麻生首相と一緒にはしてほしくないとの保身に過ぎないと非難した。

 また、結党から12年、二大政党制の確立こそが民主主義の確立であると主張したうえで、自民党による官僚主導の政治から国民主導の政治を取り戻すための戦いであると表明。役人出身で役人らしくない人物だからこそ官僚主導の政治を打破するのに必要だと石関議員を紹介し、官僚の皆さんの知恵は拝借しながら政治家がリーダーシップをとり、国民の皆さんの声を活かせる政治を実現しようと訴えた。

 様々な政策をめぐり朝令暮改の典型のように発言が迷走する麻生首相については、首相になりたくて首相になったため、何を成し遂げたいかという信念、考えがないと批判。厳しい経済の情勢の中、「国民生活は一秒も待ったなし」との認識のもと、民主党は今週早々に緊急の雇用対策法案を提出する方針を示した。

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