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鳩山由紀夫幹事長は１４日午後、松本駅前で、長野県第２区総支部長の下条みつ衆議院議員と街頭に立ち、「新しい政治を興すために民主党に力を貸してほしい。政権交代は国民の皆さんの暮らしを保証するために必要な手立てだ」と、党の政策への理解を求めた。
下条議員は、悪化する景気への対策、とりわけ雇用問題への対応が重要であり、政治がしっかりとしたセーフティーネットをはらねばならないという見解を示した。
また、株主が総会で議決権を行使して企業経営に影響を及ぼすように、日本国の株主である国民の皆さんも、今の政権を変えることを求めているならば、選挙で政権を選択できると指摘。国民の皆さんの手に政治を取り戻すために民主党を支持してほしいと求めた。
鳩山幹事長は、二大政党制を根付かせる決意と最新の世論調査結果について語ったうえ、「皆さま方のお暮らしがどんどん厳しい方向へ導かれているときに、政権交代を果たして新たな息吹を政治に植え込んでいくことが、民主党の歴史的使命だ」と主張。
国民のための改革を与党が行っているかの疑わしい例として郵政民営化と定額給付金を挙げ、通常国会でも厳しく論じていく考えを示した。追加の景気対策については「発表しただけでは、ひとつひとつの政策は実現しない。予算案を通さなければならない」と指摘、来年に先送りした麻生政権は何も景気対策を打っていないに等しいという見解を示した。
民主党が、今できることとして、雇用対策、失業対策に関する法案を提出することにも言及。職業訓練や生活支援など、若者の再就職を支援し、未来を見出せる内容であると説明し、臨時国会中にしっかり審議すると語った。
鳩山幹事長は「新しい政治を興すために民主党に力を貸してほしい。政権交代は国民の皆さんの暮らしを保証するために必要な手立てだとご理解いただきたい」と聴衆に訴えて演説を締めくくった。
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