鉢呂吉雄『次の内閣』ネクスト外務大臣と近藤昭一衆議院議員は16日夕、外務省に中曽根外務大臣を訪ね、「国連・アフガニスタン政府共同緊急支援アピール等に関する外務大臣への申し入れ」を行った。
今年7月、国連とアフガニスタン政府が緊急アピールを発出した趣旨をふまえ、食糧支援に関する十分な資金の拠出を行うこと、国際人道問題調整事務所の現地事務所に対し必要な支援を行うことを求めるもの。
申し入れ後に両議員は国会内で記者会見し、近藤議員は、テロ対策補給支援特措法改正案の審議に際して政府が、給油と人道復興支援は車の両輪だという見解を示してきたと指摘。この間様々な面の支援をしているが、この緊急的な支援要請に対しても具体的にこたえてほしいと要請したことを明らかにした。
現地はすでに冬の厳しい気候となっており、数百万人が飢餓の状況に陥り、10数万人が命の危険にさらされるという国際NGOのアピールもあるとして、なるべく早く資金の拠出を決定してもらいたいと語った。
鉢呂議員は、申し入れに対して中曽根外相から、財務当局などとも相談して検討するという一定の前向きな答弁があったとしたうえ「民主党としては『油より水』ということで復興支援、人道支援、アフガニスタン自国で食糧を自給するための支援を強調している」と表明。穀物価格の急上昇や干ばつについて、国連がリーダーシップをとって決議した支援策に呼応して、日本も資金的な支援、人道的な現地事務所に対する支援を行うべきだとした。
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