簗瀬進参院国会対策委員長は、17日午後の定例記者会見で、同日の鈴木自民党国対委員長との会談内容を報告するとともに、15日に野党3党が提出した緊急雇用関連の4法案について、18日の厚生労働委員会での趣旨説明、質疑、採決、19日の参院本会議での可決、衆院への送付は譲れないとして、この国会中の成立への強い意欲を示した。
簗瀬委員長は、前例のないこうしたスピード採決の方針をとる理由について、「国民の雇用に対する危機感が強く、雇用対策への要望が高い」ことを挙げ、今何をなすべきかのプライオリティが高いとした。
簗瀬委員長は、鈴木委員長との会談で、「雇用は緊急事態におかれている。私どもの雇用4法案は今国会中の成立を期したい」と主張、18日の委員会採決、19日の本会議採決の方針を伝えたが、自民党側は主に手続き上の問題を理由に受け入れられないとの考えを示し、会談は平行線に終わったことを報告した。
また、通常国会の日程について鈴木委員長から、1月5日に衆院での財政方針演説、7日の参院での財政方針演説との日程が非公式に伝えられたことも明らかにした。
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