民主党両院議員総会が24日午後、党本部で開かれ、小沢一郎代表は「気合を入れて責任・使命を来年必ず果たす決意のもと頑張りたい」として一層の健闘を求めた。
冒頭の挨拶で小沢代表は、「自公政権、自民党政権が長い権力の中で全く腐敗し、時代の変化に対応できなくなってきたという実態が(この国会の中で)明らかになった」と指摘した。そのうえで「我々の主張が国民の皆さんの耳に届き、心の中に入るようになってきたのではないか」として、日々の活動へ敬意と感謝の意を表した。
小沢代表はまた、「日本国のために、国民のために、我々自身の手で来年を良い年にしなくてはならない」と語り、「気合を入れて、我々の責任と使命を来年は必ず果たす。そういう決意のもと頑張りたい」と一層の奮闘を求めた。
鳩山由紀夫幹事長は、新しい日本の夜明けのスタートを来年に持ち越されたことは残念だが、歴史的な使命をもって成就させなければならないと述べた。「来年に向けて必ず衆議院の総選挙がある。国民の皆さんのために1日も早く実現させることが使命だ」として、国民の皆さんの思いを背に受けて、2次補正予算、本予算で麻生内閣を退陣に追い込み、変化を成就させるきざしの一年になるように取り組みを、と訴えた。平野博文幹事長代理も補足の報告に立ち、党倫理規則の運用に関する「党員資格停止期間中の権利制限等の指針」について取り上げ、総会として承認した。
輿石東参院議員会長が最後に「ともすると『衆議院が』『参議院が』という言葉が飛び交う。そんな内向きの議論では政権は近づいてこない。それを乗り越え、心を一つにして通常国会を迎える。それが両院の決議の意思でもある。参議院は待ったなしで準備をしている」と挨拶した。
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