小沢一郎代表は31日夕、東京・秋葉原で行われたインターネットサイト「ニコニコ動画」の公開生放送後に記者団の質問に答え、来年に行われる総選挙で国民の皆さんの支持を得て、国民本位の政権を作り上げたいと語った。
公開生放送出演の感想については「直接会話ではないが、(ネットユーザーから)即座に反応が出るのが面白い。これから技術がもっともっと進むと、こういう媒体を通じての意見交換がもっと普及するのではないか」と答えた。
今年1年を振り返り、来年をどのような1年にしたいかという問いには「色々あった。ただひたすら頑張ってきたし、またひたすら頑張らないといけない」としたうえ、来年9月の衆議院議員の任期までには総選挙が行われることから「何としても国民の皆さんの支持を得て、国民本位の我々の政権を作り上げたい。その一事だ」と表明。
「次の20年につながるように、我々が政権を取って、少なくともレールだけでも敷いておきたい」と新年に懸ける決意を示した。そのうえで、「ここ15年、ひたすら、日本に議会制民主主義を、政権交代ができる国民のための民主主義を確立したいとがんばってきた。もうひと踏ん張りということだと思う」とも語った。
さらに、「政権が代わることによって初めて日本の民主主義の定着への第一歩になる。少なくとも古い自民党支配を終焉させないと議会制民主主義も定着しないということだ」とも述べた。
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