トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2009/01/07
坂本総務政務官解任要求で一致 野党4党国対委員長会議
記事を印刷する



 野党4党の国会対策委員長会談が7日午前、国会内で開かれ、坂本総務政務官の解任要求、定額給付金の衆院予算委員会での可決、本会議での可決を阻止することで一致した。

 会談終了後、山岡賢次国対委員長が記者会見し、明らかにした。

 山岡委員長は、「坂本総務政務官の発言は、謝罪して取り消したとは言え、重大な問題。個人的な見解とは思えない」として、各党が明日から始まる衆院予算委員会での質疑を通し、政府全体の責任を追及しながら、解任を求めていく方針で一致したとした。

 また、定額給付金について、「これ以上ない税金のムダ遣いである。与党の選挙のために使うのは許されない。この法律を可決するのは議会に汚点を残すことになる。相手がどう出てくるか、不明な点もあるがそれなりの対策を講ずる」と述べた。

 さらに、定額給付金を国会議員も同様にもらうべきとの細田自民党幹事長の発言についての記者の質問に答え、「政権の体をなしていない。統治能力もなく政府の体をなしていない。国民にとってこんな不幸なことはない。衆院選挙を行い国民の信を問うべき。総理の発言に信憑性、信頼性がないということ。総理を支え一体であるべき、幹事長と官房長官が総理と違うことを言っている。これで政権が任せられるか」として、委員会審議を通じて黒白をはっきりさせる考えを明らかにした。

 麻生首相は、12月15日の参院決算委員会で「困っている人にせめて1万2000円ということで発想した話ですから1億円も収入のある方はもらわないのが普通。これは人間に矜持の問題」と答弁したのをはじめ、受け取らない旨の発言を繰り返していたが、6日夕、細田幹事長の発言を受け、「その時考える」と記者団に答えている。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.