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2009/01/09
「選挙は近いという思いで万全の態勢を築く」幹事長、定例会見で
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 鳩山由紀夫幹事長は9日午後、党本部の定例会見で、第2次補正予算案の審議が衆議院予算委員会で始まったことに関して、定額給付金の部分を切り離した修正案を一刻も早く可決するよう、政府が前向きに取り組むことを期待するとした。

 鳩山幹事長は、昨日8日の委員会質疑で、天下り問題に関して麻生首相が、「わたり」を原則認めないと答弁したことについては「朝令暮改総理のおっしゃっていることを国民の皆さんが理解、納得できるはずもない」と指摘し、「自民党は官僚支配をやめさせることができない体質だ。天下り廃止をまじめに考えているとはとても思えない」と認識を述べた。

 定額給付金の受け取りに関して閣僚の意見が異なることについては「もともと政策的な位置づけも整合性もない話であっただけに、このようなことになってしまった。まさに骨のないクラゲのように、波間に漂っている姿が映し出されている」とした。第2次補正予算案そのものには、「今の雇用経済環境を考えたときに、議論を引き伸ばそうという意図を持っているわけではない」として、定額給付金の部分を切り離した修正案を一刻も早く可決するよう、政府が前向きになることを期待するとした。

 鳩山幹事長はまた、13日に補正予算を衆院で採決し、参院の審議中に衆院で本予算の審議を始めるという話を聞いたとして「どのように2008年度の予算が実施をされるか、すべて決まってからでないと、2009年度の予算の枠組みの議論ができるはずもない」と指摘。国会の権威にかけて、参院の無視に近い行為を与党がしないよう最善の努力をし、警鐘を鳴らさねばならないと述べた。

 さらに、破れかぶれ解散や政権投げ出しも考えられるとして「選挙は近いという思いで、民主党は万全の態勢を築かなければならない」と表明。「小選挙区の情勢はまだまだ厳しさがある。なんとしても150は勝たなければいけない。小選挙区での勝利をつかみ取るためには、まだまだ生ぬるいところがたくさんある」と引き締め、遊説を開始し、万全を期す決意を示した。

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