平田健二参院幹事長は13日午後、国会内で定例の記者会見を行い、定額給付金を含む平成20年度第2次補正予算案に対して、参院民主党としての対応を記者団に語った。
はじめに平田幹事長は、同日の衆院予算委員会で、政府・与党が第2次補正予算案を強行に採決したことを受けて、「国民の約75%が定額給付金は好ましくないと言っているにも拘らず、何故このような愚策を強行採決しなければならないのか」と厳しく批判。
さらに、平田幹事長は、麻生内閣の支持率の急落を例に挙げ、「ある意味開き直りで同案を通してしまおうという姿勢が感じられる」と切り捨てた。
その上で、平田幹事長は、「参院では衆院で強行採決された同案の審議入りに対してすぐに応じることはできない」とし、「定額給付金を同案から切り離してしっかり議論すべき」と強く主張した。
また同案を参院で審議入りする時期を問われた平田幹事長は、「党内で、このような状況になった時の対応を議論し、様々な意見が出たが、当面、政府・与党の出方を見て対応を決めていく」との見通しを示した。
最後に平田幹事長は、第2次補正予算案の修正案を参院として提出する意向を表明するとともに、参院の場で政府・与党案と民主党案の違いを論戦の中ではっきり示していく見解を語った。
|