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2009/01/13
第2次補正予算案採決を前に代議士会を開催
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 民主党は13日夕、本会議を前に国会内で代議士会を開催。国民生活を無視した強行ありきの政府・与党の姿勢を厳しく非難、簡単に採決させないという強い思いで臨むことを確認した。

 枝野幸男予算委員会理事がまず、同日の委員会経過を報告。定額給付金について「この程度の議論で打ち切り採決するのはとんでもないこと」と繰り返し求めてきたことに加え、本日の委員会運営の稚拙さを指摘、本来理事会で行うべき各党の討論の有無、採決の場合の賛否を決定しないまま委員会を開催するという手続き上の瑕疵があったと改めて説明した。また、同委員会においては委員長が「民主党は討論、採決はしないと言った」と虚偽の発言をしたこと、国会ルールを熟知しているはずの自民党の村田吉隆国会対策委員会筆頭副委員長がルールに反して委員長に無許可で写真撮影を行ったことなどにも触れ、与党側の委員会運営の稚拙さ、暴挙を指摘、賛成するべきものでは到底ないと改めて強調した。 

 山岡賢次国会対策委員長は、定額給付金は第二次補正予算案から分離し、雇用や福祉などに充てるべきだとする民主党の主張に多くの国民が同調しているとして、ただただ強行採決ありきで臨む政府・与党側の姿勢を、国民生活よりも議員自らの身分、生活を守ることを最優先にしていると批判。村田・自民党国対筆頭副委員長の行為については、民主党議員らの行動を写真撮影し懲罰しようとする姑息な発想によるものだと指摘、しかしながら自らが懲罰の対象になったとした。そのうえで、本会議においては、参議院での審議に繋げるため、簡単に採決しないという強い思いで臨みたいと述べた。

 反対討論に立つ細野豪志議員は、第2次補正予算案に関して、民主党をはじめ野党は修正案を提出し与党側が定額給付金を切り離しにさえ合意すれば可及的速やかに採決に応じる方針を改めて強調する考えを明示。

 また、今回麻生首相が「わたり」を認める政令を黙認したことに関連して、「少なくとも大臣だった当時与党の中でただ一人この天下り、『わたり』の問題と闘っていたことは間違いない」と述べ、討論の中で一部自民党を離党した渡辺善美元行革担当相にも言及することへの理解を求めた。

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