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2002/03/27
「従来型予算に大きく失望」鳩山代表会見
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 民主党の鳩山由紀夫代表は、27日の定例会見で、同日成立した2002年度予算について「何の特色もない予算で、大きな失望を覚える」とコメント。また前日の辻元清美・前社民党政審会長の議員辞職に関連して、鈴木宗男、加藤紘一両議員の問題に触れ、「離党せずに辞職するという辻元さんの身の処し方とまったくアベコベだ。離党で済む話ではない」として、さらに追及を強める意向を明らかにした。

 鳩山代表は、予算について「小泉首相が初めて作成した予算であり、どこに小泉改革を含めているのかと思っていたが、省庁縦割りによる公共事業配分が基本で、今までとほとんど変わらない。これでは国民が期待する経済政策も出てくるわけがない」と厳しく批判した。
 
 辻元議員の秘書給与問題に関しては、「まだ明らかになっていない部分を早急に調べ、全容をハッキリさせることが大事だ」と述べるとともに、社民党との国会内での協力関係には極力影響のないように努力したい、と言及。また、辻元氏の辞職について「潔い身の処し方であり、重い決断だった」とし、他方で野党の辞職要求を拒否している鈴木、加藤両議員に対しては、さらに国会で追及する姿勢を示した。

 鳩山代表はまた、BSE調査検討委員会の報告書原案において自民党農水族議員の影響力について触れた部分が削除された問題にも触れ、「族議員の暗躍がここにも見て取れる」と指摘。報告書の厳しい内容を踏まえながら、武部農水相の責任をさらに追及し、辞任に追い込む考えを明らかにした。

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