鳩山幹事長は17日夕、大阪府泉佐野市内で大阪府第19区総支部長の長安豊衆院議員が主催する「長安豊後援会2009新春の集い」に出席し、政権交代で国民とともに政治を作り上げていこうと訴えた。
はじめに鳩山幹事長は、集まって頂いた多くの方々に対して感謝の意を表明。続いて、昨年末からの未曾有の経済危機に対し、景気対策を急ぐため、麻生政権に早急な補正予算案の提出と審議を求めていたこと、さらに麻生首相がその要請に応えれば年内中に補正予算をまとめることにも協力することを公言していた」と報告。
しかしながら、麻生首相は手を尽くさず、ここまでズルズルと来てしまった結果、派遣切りなど失業者の増加、住居の確保さえままならない人が出てきたことに鳩山幹事長は、「景気対策を遅らせてしまった麻生政権の責任は極めて大きい」と厳しく批判した。
さらに鳩山幹事長は、「2次補正の中に自公の選挙目当て、党利党略、自分たちのためだけの定額給付金を盛り込み、挙句の果てには3年後には消費税を引き上げると公言した」とさらに批判。
そして鳩山幹事長は、「今、国民が苦しんでいる時に消費税の話をするべきなのか、その反面天下りや税金のムダづかいを維持していることに与党内からも異論が噴出している状況に全く理解ができない」と切り捨てた。
それらを踏まえ鳩山幹事長は、「我々は徹底的な議論を通じて国民に対して、我々の考えを理解していただくように尽力する。官僚政治ではない国民のための政権を我々そして長安議員と一緒に作っていきましょう」と訴え、挨拶を締め括った。
続いて長安議員が挨拶に立ち、「昨年の11月で議員生活5週年を迎えることができた。逆風下での前回の総選挙でも皆さんの力で乗り切ることができ、また皆様の前で国会議員として挨拶が出来ることは本当に皆さんのおかげ」と集まった方々に感謝と御礼を表した。
次に長安議員は米国発の経済危機に対して、「本来政治が景気を下支えして、日本経済を再び正常な軌道に導くことが政治の役割であるが、麻生政権はその役割を果たしていない」と指摘。
さらに、「日本の景気後退が深刻化する中、短期的に雇用問題や社会保障制度などの将来不安を解消するだけではなく、若者からお年寄りまでがこの国で夢や希望を持って生活が出来るように変えていくことが日本の政治に求められていることである。そのためにも皆さんと一緒に勇気をもって行動を起こし、政権交代を今こそ実現しなければならない」と訴え、更なる支援を求めて挨拶を終えた。
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