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2000/11/21
国民の意思とかい離する国会=森内閣不信任決議案を与党が否決
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提案理由を説明する鳩山代表



不信任案を衆議院事務総長に手渡す赤松国対委員長(右から2人目)、小沢国対委員長代理(左端)
 民主党が20日、自由党、共産党、社民党とともに提出した森内閣内閣不信任決議案は、21日の午前3時50分に衆議院本会議で記名採決が行われた結果、賛成190票、反対237票で否決された。

 同案を採決する衆院本会議は20日午後9時から始まった。

 まず不信任決議案の提案理由説明に民主党の鳩山由紀夫代表が立ち、まず「圧倒的多数の国民が森内閣は一刻も早く退陣すべきとしている。景気も外交もこの内閣では好転するはずもなく、このような最悪の内閣は20世紀中に幕を引かないかぎり、新しい世紀における日本の展望は開けない」と前置き。

 続けて、誕生以来疑惑にまみれてきた森内閣の運営について「発足以来、密室の中で談合した仲間たちの顔色をうかがい、いかに自分たちの権益を守るかに主眼がおかれてきた」と指摘。数々のスキャンダルを列挙して、「森内閣誕生以来の軌跡はまさに恥の上塗りの繰り返し」と断じた。

 そして、自民党内の不信任案をめぐる攻防を、「国民から見れば、実につまらないコップの中の嵐。こんな内閣を守る価値をどこに見いだすのか」と切り捨て、「この不信任を党内の単なる権力争いの序幕と考えるのではなく、新たな政治改革の第2幕と位置づけること」が、本当に価値ある選択だと主張した。

 鳩山代表は最後に、「不信任案が可決されなければ、それは国会と国民の意思が乖離していることを示すことに他ならない」と述べ、決議案への賛同を求めて演説を終えた。

関連URL
  森内閣不信任決議案 提案理由説明全文
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=11408
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