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2000/11/21
森政権の存続は民主主義の崩壊招く〜石井副代表が賛成討論
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 森内閣不信任案を審議した20日の衆議院本会議で、民主党・無所属クラブから不信任案の賛成討論者として石井一副代表が登壇した。(写真上)

 石井副代表は、「森政権、自公保政権が存続して国滅ぶ、であってはならない」として、まず賛成の理由として、森内閣の存続が民主主義の崩壊を招くことに他ならないと主張。かつて在籍した自民党を指して、「今の自民党に、自由も民主主義もない」「理性のかけらもなく、もはや恫喝としか言いようのない行為が公然と行われている」と痛烈に批判した。

 また、経済政策の失政を2番目の理由としてあげ、「市場はこの内閣の一刻も早い退陣を切望している」と指摘した。

 さらに3つ目の理由として、石井副代表は「わが国の国際的地位の低下」をあげ、北朝鮮問題やロシアとの平和条約締結交渉、日米関係でも、理念も戦略性もない外交で国益を損ねているのは明白だと主張した。

 石井副代表は最後に、「自民党の執行部の強権、脅かしの政治は時代錯誤、アナクロニズムに過ぎない」と再度自民党の姿勢を批判。また、不信任案に賛成すると表明しながら土壇場で本会議を欠席した自民党の加藤紘一氏らを「その言明が果たせないのであれば、国民に対する公約違反であり、背信行為だ」と厳しく批判し、討論を終えた。

 この後本会議は、反対討論をした保守党の松浪健四郎議員が、演壇から野党席に水をかける暴挙を行ったため、野党議員が演壇の周りに詰めかけ猛烈に抗議。にもかかわらず、綿貫衆院議長が議事を強引に進めようとしたため、民主党は議長不信任案を急きょ提出した。(写真下)

 本会議は日をまたいで延会され、衆院議運委理事会が議長不信任の取り扱いを協議。本会議再開後、議長不信任案の討論と採決が行われ、小沢鋭仁国対委員長代理が趣旨説明。起立採決の結果、不信任は否決され、内閣不信任案の討論が再開された。

関連URL
  森内閣不信任決議案 賛成討論全文
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=11407
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