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2009/01/21
オバマ大統領の就任によせて(談話)
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民主党幹事長 鳩山 由紀夫

 1月20日(日本時間21日未明)、米国において、民主党のバラク・オバマ氏が第44代大統領に就任した。新大統領に対して心から祝意を表するとともに、世界の新しいリーダーとして、その手腕を存分に発揮されることを期待する。

 サブプライムローン問題に端を発する金融・経済危機、アフガニスタンで続くテロとの戦い、イラク戦争、混迷を極める中東情勢、核や大量破壊兵器の拡散、さらには地球温暖化や貧困問題など、新政権は多くの困難に直面している。日米関係はもっとも重要な二国間関係であり、このような状況下において、両国はより緊密に連携協力していかなければならない。一方、対北朝鮮政策や在日米軍再編問題など、わが国にとっての懸案事項も存在する。

 わが党は、日米同盟関係をわが国の安全保障の基軸と捉え、日米両国の対等な相互信頼関係を築き、新時代の日米同盟の確立をめざしている。そのために、わが国独自の外交戦略を構築し、日本としての主張を明確にするとともに、国際社会においては、米国と役割を分担しながら、その責任を積極的に果たしていく用意がある。自民党政権が行ってきた対米追随一辺倒の外交姿勢ではなく、胸襟を開いて率直に対話を行い、対等なパートナーシップを確立し、より強固な日米関係を築いていきたい。

 既にオバマ大統領は、環境・エネルギー分野への重点的な投資を行い、景気浮揚や雇用創出につなげる「グリーン・ニューディール」構想を打ち出している。わが党も、米国の景気回復に頼むのではなく、日本の強みである「環境のニューディール」と、「安全・安心のニューディール」という二つの総需要維持政策を強力に推進し、未曾有の経済危機からの脱却を図っていく。また、気候変動、核廃絶、国連改革などの困難な課題について、オバマ大統領が強いリーダーシップを発揮されることを望む。

以 上

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