衆議院本会議は21日午前3時50分、森内閣不信任案決議案を、民主党など野党の賛成190票、自民、公明、保守などの反対237票で否決した。
民主党はこの結果を受け、鳩山代表名で談話を発表した。
2000年11月21日
森内閣不信任案否決を受けて(談話)
民主党代表 鳩山 由紀夫
本日、野党四党が提出した森内閣不信任案が衆議院本会議で否決されました。
国民の大多数が森内閣の退陣を強く望み、内閣支持率は10%台という惨憺たる状況にあり、国民はすでに森内閣を実質不信任しています。にもかかわらず国会において不信任案が否決されたことは、国会が民意を反映する機能を失っていると言わざるをえません。
私たちはこの数日来の森内閣不信任に対する国民の期待感を考えるとき、不信任案が否決されてもこのことが森内閣の信任を意味せず、森内閣には前途がないことを確信しています。
同時に、国民が今日表明しているのは森内閣に対する不信任にとどまらず、自民党及び自民党的政治そのものに対する不信任の表明に他なりません。
長年にわたり政権の座にあった自民党は、いまや自浄作用を失い、自己崩壊を開始しています。私たちは、政治を変え、日本を変えるため、あくまでも森内閣の退陣と解散・総選挙を求め、自民党政治に終止符を打ち、民意を反映する民主党中心の政権を樹立することに全力を傾注します。
以 上
|