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2009/01/23
面子にこだわり、国民をごまかす麻生政権のみならず自民党の発想自体が時代遅れ 幹事長
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 鳩山由紀夫幹事長は23日午後、党本部で記者会見を行い、消費税引き上げを巡る自民党内の迷走、第2次補正予算案と本予算案の並行審議を政府・与党が強行する構えを示していることなどについて、記者団に語った。

 はじめに鳩山幹事長は、自民党が消費税引き上げを巡って紛糾、税制改正関連法案の附則部分に消費税の引き上げ時期を「11年度までに必要な法制上の措置を講ずる」と明記しながら、具体的な施行期日は別法案で定める「2段階方式」という、増税反対派との折衷案をもって了承したことに言及。「税制の議論は文言でごまかすという類のものではない。増税を行う場合は施行期日が大事であり、課税対象や税率を書き込まなければ何の意味もなさない」と指摘。

 また、「麻生首相の面子にこだわり、国民をごまかそうとするのか訳がわからない。そのような発想自体が、麻生政権のみならず自民党の体質が、時代遅れだ」と厳しく批判した。

 さらに鳩山幹事長は、「特に消費税の議論は、選挙に勝つか負けるかということで変えるものではなく、国民と対話して結論を出すべきもの」と選挙を通じてマニフェストで、国民に対して訴えられるかが全てであるとの見解を示した。

 次に鳩山幹事長は、政府・与党が、衆参両院で平成20年度第2次補正予算案と平成21年度本予算の並行審議を強行する構えをみせていることに対して、「まさに国会議員による国会の冒涜、軽視であり、断固阻止しなければならない」と強く非難した。

 同時に、憲法83条、85条を引用し、「国の財政を処理する権限に対して衆院の優越性はない」との認識を示した上で、「数の力で審議を軽視することは国会がやってはいけない最たるもの」と批判。他の野党と連携をとり、並行審議を阻止するよう衆参の議長に働き掛けていく考えを明らかにした。

 また、鳩山幹事長は、自民党が唐突に選挙制度改革を持ち出したことに対して、「選挙制度改革を平時において議論することは決して悪いことではないが、選挙に勝つための方便として言っていることが噴飯ものである」と一蹴。

 最後に鳩山幹事長は、「自民党は、その場しのぎの様々な政策を出して選挙に勝つという執念は見えるので、我々は油断することなく、国会での論戦に挑み、自民党より民主党が良いと思われるように闘っていきたい」と意気込みを語った。

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