参院予算委員会が26日午前開かれ、政府の平成20年度補正予算案に対する討論・採決が行われ、賛成多数で民主党・新緑風会・国民新・日本が提出した、定額給付金を補正予算案から削除する修正案が賛成多数で可決された。
採決に先立ち、政府原案に反対、修正案に賛成の立場から、牧山ひろえ議員が、討論に立った。
牧山議員は、このなかで、定額給付金が、目的が不明確であること、対象者全員に行き渡らないことが審議を通じて明らかになったとした。
さらに、給付金に充てられる2兆円を使うのであれば、雇用、年金、医療、教育、福祉などに活用すべきとの多数の国民から意見が寄せられているとして、「世論調査で『ノー』が7割を超えている事実も政府は重く受け止めるべきだ」と主張した。
最後に「理念も目的も明確ではないバラマキに使うことはやめ、今、緊急にやらなければならないことに有効に活用すべきである」とした。
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