中川正春『次の内閣』ネクスト財務大臣は26日午後、衆院本会議で参院から回付された平成20年度補正予算案の修正案に賛成の立場で討論した。修正案は予算案から定額給付金を削除するもの。修正案は与党の民意と参院の意思を無視した、政府・与党の暴挙によって「同意せず」となり、両院協議会が開催されることとなった。
中川議員は賛成討論のなかで、「日本の危機は経済だけではない。政治空白の危機でもあると、私たちは肝に銘じておかなければならない」としたうえで、「2兆円の定額給付金については、ただのバラマキでしかない。本来の景気対策からはかけ離れている」と政府原案を批判した。
また、「日本経済のおかれた現状から考えると、もっと大胆で経済回復への確たる信念がメッセージとしてしっかりと国民に伝わっていくような新しい政策が必要だ」と訴えた。
さらに、「定額給付金は、原点に戻して、その使い方について、与野党が知恵を出し合い、本当に効果のある方法を考えろ」というのが民意であると指摘。
最後に、国民の意思は早期の解散・総選挙であるとして、「今回の経済危機をてこにして、日本の社会や経済構造を再構築していくためにも、選挙に国民の意思を確定するとき」と解散・総選挙を迫った。
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