トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2009/01/28
【参院本会議】両院協議会での議論の経過を報告 北澤両院協議会議長
記事を印刷する





 参議院本会議で28日午前、両院協議会議長の北澤俊美副代表が報告に立ち、総額2兆円の定額給付金を盛り込んだ平成20年度第2次補正予算をめぐって衆参両院の議決が異なったために開かれた両院協議会について、その経過と結果を報告した。

 北澤副代表は、参議院協議委員は去る26日の本会議において議長から指名された後、直ちに協議委員議長及び副議長の互選を行い、その結果、協議委員議長に北澤俊美副代表、副議長に石井一副代表が選出されたと報告。衆議院側の議長・副議長についても言及したうえで、両院協議会の初回の議長はくじ引きによって決するとの規定に従ってくじ引きを行った結果、参議院側協議委員議長である北澤副代表自身が議長に当選したとした。

 協議会においては衆議院側からは、定額給付金の給付に必要な経費が計上されていること、緊急雇用創出事業等の国民生活の不安を解消する措置が講じられていること等の理由で可決した旨の説明があり、次に参院側からは福山哲郎政調会長代理が「定額給付金は真に支援を必要とする生活困窮者に行き渡らず、景気浮揚効果も極めて限定的である」との理由で、これ(定額給付金)を削除する修正議決を行った旨の説明があったと北澤副代表は語った。

 そのうえで、成案を得るべく熱心な協議が行われたが、協議会への首相を含む閣僚の出席要求など、論点が多岐にわたったため、翌27日にも引き続き協議が行われたことを説明した。

 また、27日には、成案を得るべく協議が行われたほか、両院協議会の在り方についても真摯な議論が交わされ、協議会に関する国会法の規定についても、今後見直すべきとの議論があったと北澤副代表は報告。この問題については衆参両院議長に報告する際、両議長からも検討に向けた前向きなご発言があったとした。

 これまで議事録が作成されていなかった懇談部分についても、新たに議事録を作成することとなり、その取り扱いについては、両院協議会協議委員議長、副議長打合せで、後日、協議することとなったこと等を北澤副代表は明らかにした。

 北澤副代表は最後に、両院協議会で成案が得られなかった旨を述べ、報告を終えた。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.