小沢一郎代表は31日、岩手県連第12回定期大会に出席し、「来年度予算が通過したら、選挙をする以外に政府自民党に選択肢はない」と述べ、遅くとも来年度予算が成立した時点で必ず解散・総選挙が行われるとの認識を示した。
小沢代表は「民主党中心の政権をつくることによって国民の皆さんに目を向けた政治を実行していかなくてはいけない。そして世界的な大動乱になるかもしれない歴史的な荒波を乗り切って、日本丸を間違いのない方向に導いていかなくてはならない」とも述べ、政権交代にかける決意を改めて示した。
また工藤堅太郎県連代表(参議院議員)は「畑浩治総支部長を擁立した岩手2区に勝つことが小沢政権につながる」と岩手県連として悲願の県内小選挙区の完全制覇を成し遂げることが政権交代に直結するとして県連の総力を結集していくとした。
定期大会後に開かれた記者会見で小沢代表は麻生内閣について、「国民にまったく見放された内閣で、いつ退陣があってもおかしくない状況だ」と指摘するとともに、「退陣すれば次は総選挙をせざるをえない」と、自民党内での政権のたらい回しはできないとの認識を示した。そのうえで、「予算が通過すれば、解散を引き伸ばす理由はないし、予算成立後の解散・総選挙は国民に実害を及ぼすおそれが少なくてすむ」とも述べ、早期の解散・総選挙を改めて言及した。
岩手県連の定期大会では、達増拓也岩手県知事、砂金文昭連合岩手会長、村木美隆郵政政策研究会岩手県北部地区副会長など県内各団体の方々の出席のもと、工藤県連代表をはじめ、黄川田徹、階猛衆議院議員、平野達男、主濱了、藤原良信各参議院議員、畑浩治第2区総支部長、所属県議会議員のほか各地域の代議員が参加。
「2009年を雇用を守り、暮らしを守り、地域を守る、『国民の生活が第一。』の元年にしなければならない。多くの国民が待望する民主党政権の樹立と小沢総理の誕生を必ずや実現させ、岩手から日本を変える歴史的な年とすることを誓う」との大会宣言を決議した。
参加した代議員は「今度の総選挙は国民にとって最大、最後の選択であり、ここで政権交代しなければ日本の将来はない。私自身最後の戦い、最後のご奉公」という小沢代表の思いに改めて触れ、今後一層の日常活動の充実を誓いあった。
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