平田健二参議院幹事長は3日午後、国会内で会見し、公務員制度改革について、工程表を決定したものの、まだ「わたり」に関する政令をなくすと首相が言い切っていないことを指摘して「麻生内閣は官僚に引きずられっ放し」と語った。
平田幹事長は続いて、平成20年度第2次補正予算の関連法案の取扱いに言及。少なくとも衆議院本会議前に議論があってしかるべきであったが、補正予算3案があるにもかかわらず、政府4演説から日を空けずに衆議院予算委員会で審議を始め、今の状態を作ったのは与党であると指摘。野党側はその前に関連法案を審議するものと思っていたことから、非常に残念であるとの認識を示した。
平田幹事長は「与党の皆さんは、関連3法案についてどのようにするつもりなのか、意思表示はまったくない。自民党の幹事長はテレビの前では言うが、実態として国会の現場で動いていない。一切呼びかけもない。本気で補正予算を仕上げる気がないのでは、という気さえする」と批判。
いつかは決着をつけなければならないことであり、採決をすべきだという認識を示したうえ、国対間でスムーズに話が進むように与党は真剣に議論し、審議に関する具体的な提案を行うべきであるとした。
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