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山岡賢次国会対策委員長は１２日昼前、国対役員会、野党国対委員長会談後に、国会内で会見を行い、今後の国会対応について明らかにした。
山岡委員長は「今、参議院では１２時から理事会が開かれる予定になっている」と述べ、参議院財政金融委員会の理事会において、あくまでも大臣の出席を要求し、同委員会において２００８年度第２次補正予算関連法案の審議を午後も引き続いて行うよう、与党に対して要求しているとした。
一方で、政府・与党が職権で衆議院本会議を開いて、０９年度予算案の関連法案の審議に入ろうとしている強引な動きについては、二つの点で問題だとの見方を示し、第一に「職権で強引に本会議の開催していること」そのものが問題だと指摘。
「さらに大きな問題だ」として第二に、参議院において０８年度第２次補正予算関連法案の結論が出ていないことを問題視し、「この結論によって衆議院の関連の内容も大きく変わってくることは予想される」と述べ、「第２次補正予算関連法案がもし３分の２で可決されないということになると、そもそも俗に言う『埋蔵金』でその財源を賄うということが崩れる」と分析。崩れないという前提のもとで０９年度予算案の関連法案の審議に入ろうとしているのは、筋の上からも誠に理不尽なやり方だと断じた。
同時に山岡委員長は「万が一参議院には大臣を出さない、要するに第２次補正予算関連法案の採決はしようとしない、採決を引き延ばそうというのが、自民党および与党の意思であるならば、仕方がない」とも述べた。
さらに、理不尽ではあるが衆議院の本会議が開かれた場合、抗議の意を表する意味でも、「出席はするが質問通告は行わないままの出会いがしらの質問を行う」ことになると述べ、審議拒否はしない意向を示した。
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