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2009/02/15
鳩山幹事長、高知県連総会で基調講演行う「政権交代は党の使命」
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 鳩山由紀夫幹事長は15日午前、高知市内で開かれた「民主党高知県連第10回総会」で「政権交代に向けての今後の政治情勢」と題して基調講演を行った。

 この中で鳩山幹事長は、政権交代の実現は民主党の使命であると表明。「『期待感』ではない、『使命感』として実現させないといけない。民主党のためではない。この国の政治をよみがえらせるためだ。このような時に民主党が政権交代を成し遂げられなければ、国民の皆さんの政治に対する失望感は極まってしまう。そうならないため、国民の皆さんの意思を民主党に結集させ、必ず勝利をつかまねばならない」と語った。

 鳩山幹事長はまた、長期の権力は必ず腐敗することを指摘。首相になることのみが目的で、成し遂げたい政策を持たない首相が続くような時、与党が良い政治を行わず、官僚に政策を丸投げしているような時に、野党が国民の皆さんの期待にこたえる力を持ち、民意を得ることが重要だと語った。

 特に、「未曽有の経済危機」とも言われる今まで経験したことのない状況において、役人まかせの政治は必ず頓挫することが目に見えていると強調。「今こそ、本当の意味で政治が主導権を握らなければいけない。国民の皆さんとの対話の中で、政治をつくっていかなければならない時だ」と述べた。

 自分たちのまったくかかわりのないところで政策が決められているために、国民の皆さんがとんでもないと感じる例として、後期高齢者医療制度や郵政民営化、定額給付金などに言及。官僚任せの政治をやめ、行き過ぎた新自由主義・規制緩和を是正し、政治行政の透明性を高め、その中身を国民の皆さんと一緒に点検して動く環境を作り上げると表明した。

 鳩山幹事長は、自民党の長期政権の中で暮らしがぼろぼろにされかかり、地域が崩壊の憂き目にあっている中、今民主党がしっかり国民の意思を代表して政治の中で主張し続けていくことは意義のあることだと訴えた。

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