鳩山由紀夫幹事長は15日午後、高知市内で会見し、09年度第1次補正予算、小沢一郎代表とクリントン米国務長官との会談などについて、記者の質問に答えた。武内則男参議院議員(県連代表)が同席した。
政府与党が09年度の第1次補正予算を検討していることについては、真剣に本予算の議論をしているさなかであるとして、常識的に考えれば、本予算に組み入れればよい話だと指摘。本予算後に解散・総選挙を求める国民の皆さんの声をけん制するかのような姿勢は、どう考えても党利党略、国民不在の政治としか思えないと批判した。本予算では不足だとしてその欠陥を認めるならば修正を行うべきであり、予算審議を行うことで解散・総選挙を引き延ばすような発想は主客転倒の話だと強調した。
小沢−クリントン会談が実現する運びとなったことについては、先方より提示された日程が合わず今回は無理だと一時的に調整不可能な状況が生じたが、押し戻して互いにタイミングを作りだし、会談実現にこぎつけることができたと説明した。また会談開催の意義には大きなものがあるとして、「民主党に対する米の評価が高まってきている」と見解を述べた。
|