輿石東参議院議員会長(代表代行)は18日午前、国会内で開かれた民主党・新緑風会・国民新・日本の議員総会で挨拶し、麻生政権は政権末期の状況にあるとしたうえ、政権を取るという大目標に向かって所属議員に一層の協力を求めた。
冒頭、同日の新聞各社の社説に「政権末期」「崩壊過程」という言葉が踊っていると指摘、「その通りだろうと思う」と同意を示した。後任の与謝野大臣の所信聴取が予算委員会で行われて審議が再開される見通しだと述べたうえ、参院へ舞台が移った際には一層の協力を求めるとした。
輿石会長はまた、昨日の小沢一郎代表とクリントン米国務長官の会談の経過を報告。日米同盟を対等なパートナーにという代表の思いや、日米中のトライアングルを重視するクリントン長官の発言などにふれ、民主党が政権をとった時の米国への対応を明確に打ち出したものであり、そのためにも政権を取らなければならないという小沢代表の思いは私たちの思いと一つだと語った。
麻生政権、自民党政権ではダメだと国民の皆さんは気づいているとして「どんなことがあっても、政権を取るという大きな目標に向かってなお一層のご協力をお願いしたい」と締めくくった。
続いて、平田健二参院幹事長、簗瀬進参院国対委員長、小川勝也議院運営委員会筆頭理事が報告に立った。小川理事は、昨日野党で共同提出した財務大臣の問責決議案について、議院運営委員会理事会で撤回され、同日の議院運営委員会と本会議は開かれないと報告した。
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