山岡賢次民主党国会対策委員長ら野党4党の国会対策委員長は18日午前、会議を開き、与党に対して、中川前財務大臣のG7後の記者会見での醜態は、中川前財務相個人の責任の問題で終わるようなものではなく、麻生首相の問題であるとして、首相の国民へ謝罪と説明を予算委員会を通じて行うべきだとする考えで一致。直ちに開かれた与野党国会対策委員長会談の場で申し入れた。
与野党国対委員長会談後、野党4党の国対委員長はそろって記者会見し、申し入れの内容と結果を山岡国対委員長が報告した。
このなかで山岡委員長は、「国民生活に直結する問題で、世界に日本の恥をさらした。さらに、参院の財政金融委員会をすっぽかす形で病院に行った。そのことへの謝罪も説明もない。また、辞任も二転三転させ、国会を混乱させた。これは麻生総理の意向でそうなっている。我々への説明責任もあるが、国民全体への責任、国民の皆さんへ政治への不安、不信を与えた」として、首相自身が国民の皆さんへ謝罪と説明を行うよう求めたことを明らかにし、明日、午前中に開かれる衆院予算委員会の場で、首相の謝罪と説明を聞き、質疑することになったとした。
さらに、今後の国会日程については、首相の質疑の内容によるとし、本日の予算委員会は委員長の職権でたてられたものであり、開催を強行する場合は、応じられないというのが、4党一致した見解であると説明した。
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