小沢代表、相本氏、又市社民党副党首ががっちり握手(上)。会見には村井議員(写真2枚目左端)も同席
選挙協定に署名(写真上から3枚目)後に、連合富山への正式推薦要請を行う(写真一番下)
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小沢一郎代表は18日午後、民主党富山県連代表の村井宗明衆議院議員(富山県第1区)、社民党富山県連代表の又市副党首とそろって会見し、次期衆院選の同県第3区から出馬する元北日本放送アナウンサーの相本芳彦氏を、無所属の両党統一候補として推薦すると正式に発表した。
会見に先立ち行われた懇談で、小沢代表、又市副党首、相本氏、村井議員は選挙協定の4項目を確認。協定を結んだ後は、連合富山への推薦要請を正式に行い、了承された。
会見の席で小沢代表は、「社民党と民主党、お互い、とにかく政権交代を目指して、力を合わせて頑張ろうという大目標のもとで、この相本氏を共同で推薦し、勝利を目指すことに話し合いもなり、本日は両代表と本人と3者でもってお互いの合意文書に署名を終えたところ」と報告。同時に、国民新党に対しても粘り強く、今後とも推薦協力を申し入れ、お願いしていきたいとした。
また、同県第1区、第2区については社民、民主両候補をお互いに交互に推薦して、当選を期すということも合意したと表明。「両党間で本部において近いうちに推薦を決定しようという運びになっている」と語った。「いずれにしても本日は相本氏をとにかく両党でまずは力を合わせて当選ということでがんばろうということになった」と述べた。
又市副党首は、「全国を飛び回っている小沢さんが富山3区選挙区の問題で3度にわたって富山においでいただき、ご尽力いただいたことに社民党側として敬意を表し、冒頭お礼を申し上げる」と謝意を表明。そのうえで正式に選挙協定に調印したことで、2年前の参議院選挙の選挙区の戦い以上の体制がとれることを確認したとして、「(相本氏は)知名度も抜群なので、これで磐石の態勢ができた。それを確実にするために全力をあげて緊密な連携をとりながら頑張ってまいりたい」」と語った。
相本氏は「民主、社民両党と私との間で3者の政策・選挙協定を結ぶことができた」と切り出し、「たいへん力強い推薦をいただいたと思っている。これによって間違いなく、来たるべき総選挙において富山3区のみならず、富山から日本を変える、政権交代を行うという気持ちがより強く固まった」と、力の限りを尽くして政権交代を成し遂げたいと思うと表明した。
記者団から県下の小選挙区すべてにおいて選挙協力が実現したなか、勝機についてどんな手ごたえを感じているかとの問いに、それぞれが回答。
小沢代表は「富山県民の皆さんが今日の自民党政治の状況をみたときに、政権の交代、自民党政治は富山県民の生活を守ってくれるものではないという判断を必ず下してくれるものと思っている」と表明。3つの選挙区で全議席を獲得できるように力をあわせて頑張っていきたいと力説した。
村井議員は「3選挙区すべてで初めて民主党と社民党が力をあわせることができた」と語ったうえで、「民主党と社民党の力をあわせることは足し算になるのではなく、掛け算になる」と分析。続いて「今回の選挙においては二つしか選択しはない」と述べ、古い体制を維持しようという側と、新しい時代へ変えようという側の二つしかないと指摘。「私たちは明確に、庶民のために、県民の生活のために、新しい時代へ変えようという力をすべてこの衆議院の解散・総選挙に向けて力をあわせていきたいと思う」と表明した。
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