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2002/04/04
鳩山代表、李鵬・中国全人代委員長と会談
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 4日、民主党の鳩山由紀夫代表は、衆参両院議長の招きで来日している李鵬・中国全国人民代表大会常務委員長と迎賓館で会談した。李鵬氏は、日中国交正常化30周年にあたって両国の若い世代間の交流を広げたいとし、「日本の若い世代を代表する民主党に協力してほしい」と要請。鳩山代表は賛同するとともに、「6月下旬か7月上旬に大訪問団を率いて中国を訪れたい」と伝えた。

 会談で鳩山代表は、教科書問題など日中間の歴史認識の問題に触れ、「過去をしっかり見つめながら未来を望むという姿勢で取り組んでいる」と党の立場を説明。李鵬氏は「民主党の正しい対応を賞賛したい」と述べ、さらに相互理解促進への協力を求めた。

 また鳩山代表は、昨年12月に海上保安庁の巡視船と銃撃戦を繰り広げた不審船が東シナ海の中国排他的経済水域に沈没している問題について言及。「引き揚げと事実究明への協力を超党派の立場でお願いしたい」と述べた。李鵬氏は、「国際法、国内法との関連を踏まえながら、日中双方が受け入れ可能な方策を考えたい」と答えた。

 会談には、民主党から、羽田孜特別代表、菅直人幹事長のほか、横路孝弘・民主党日中21世紀の会会長、伊藤英成・ネクストキャビネット外相兼安全保障相らが同席した。

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