平田健二参院幹事長は24日午後、国会内で定例の記者会見を行い、麻生内閣の支持率の急落に対する所感と参議院での09年度本予算審議の今後の対応について記者団に語った。
はじめに平田参院幹事長は、麻生首相が日米首脳会談に向けて、訪米していることに対して、昨日報道機関が発表した世論調査での麻生内閣の支持率が急落した結果を引き合いに出し、「100年に一度の大変な不況の中、米国との関係も重要で、米国に行くなとは言わないが、国内の景気や(麻生首相の)政治的な立場を考えた時に、よくしゃあしゃあと行けますな」と国民感情からずれているのではないかと皮肉った。
また、「中川前財務・金融担当相の醜態問題についても国民の目から信頼されるとは到底思えない。国民はもう諦めているのではないか」とし、内閣支持率が下がっていくことも当たり前であるとの見解を語った。
さらに政府・与党が平成21年度本予算案の審議中にも拘らず、補正予算を検討していることに対して平田参院幹事長は、「もう少し国民生活や国内の企業に対して景気浮揚となることについて、真剣に考えていかなければならない」と本質を説いた。
続いて、今週にも09年度本予算案が衆院を通過する見通しを受けて、参院で審議中の08年度第2次補正予算関連法案と09年度本予算案ならびに同関連法案の審議日程について質問を受けた平田参院幹事長は、「審議日程は参院国対で調整していくことになる」とする一方、09年度予算関連法案の年度内成立については、「今週に2次補正の関連法案をあげるかどうかわからないのに、来年度予算の関連法案の年度内成立について見通しをつけることはできない」と語った。
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