民主党はじめ共産、社民、国民新党は25日午前、国会内で野党4党国対委員長会談を開き、今後の国会対応について協議した。
会談後、山岡賢次国対委員長は会見を行い、09年度予算案について、民主党としては十分な審議が尽くされた場合には、意図的な引き延ばしはしない方針を説明。現時点で100%満足とはいえないが、例年並みの審議時間のところにきており、内容には反対の部分があるものの、国民生活に直結する部分もあることなどを総合的に勘案して、27日にも採決に応じる方針を確認した。
そのうえで、来週には参議院で審議入りすることになるが、08年度第2次補正予算案を先に審議し、その後、本予算の審議に入るという原則の上で、参議院の中で具体的な日程を決めていくことで一致したと述べた。
山岡国対委員長は、常に国民生活と国会での充分な論議のバランスを念頭において進めていくため、政党間の戦いや選挙とは別次元の話であるとして、「いろいろ考え方はあるだろうが、国対としては、国会の充分な論議と国民生活を守っていく我が党の立場を考えながらやっている」と述べ、予算の組み替え動議などの意見があることを聞いてはいるが、今からでは相当な時間がかかることから、国民生活の妨げになるのではないかなどの点を考えながらベストウェイを歩んでいくと語った。
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