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2009/02/25
笹川自民党総務会長の謝罪と発言撤回求める 簗瀬参院国対委員長の会見で友近議員も
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 簗瀬進参院国会対策委員長は、25日午後の定例記者会見で、愛媛県選出の友近聡朗議員を同席させ、昨日24日に自民党の笹川総務会長が「森内閣(当時)が2001年2月のえひめ丸事故で、沈没した」と都内のパーティーで発言したとの報道に関して、事実であれば、「謝罪のコメントを出すべき」と批判した。

 また、内閣の沈没という政治的な問題の例えに、実際に人命が失われた痛ましい事件の沈没を一緒にするのは、「見識に欠ける」とした。

 友近議員は、「問題視すべきだ」として愛媛県選出議員としての行動を求める電話やメールが多数寄せられているとして、「愛媛県にとって、毎年慰霊の催しも行われている重大な事故。まだ、お一人の遺体が発見されていない」と述べ、「笹川総務会長は当時閣僚でもあった。撤回してほしい」と批判した。

 また、簗瀬国対委員長は、今後の国会日程については、衆院での本予算の出口をもう少し見極めるとして、明言を避けた。

えひめ丸事故と笹川発言
 2001年2月、ハワイ沖で愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」がアメリカ原子力潜水艦に衝突されて沈没、9人が亡くなった。当時の森首相は、事故の報を受けたにもかかわらず、ゴルフのプレーを続けていたため批判を浴び、内閣支持率は急落した。その後、森降ろしが吹き荒れた。

 笹川自民党総務会長は24日、都内の自民党参院議員のパーティーで、森内閣の時に閣僚に任命されてうれしかったが運悪く潜水艦がこともあろうが船の上にドーンと上がってやむなく沈没した、と発言したと報道されている。

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