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2009/03/06
シンクタンクの政策立案 選挙と政治をめぐる法制度を学ぶ 




 青年局のオフィシャルインターン研修会が6日(金)、参議院議員会館で開催され、「シンクタンクの政策立案」と「選挙・政治に関わる法律知識」の2講座に学生50名が参加した。
 「シンクタンクの政策立案」では、民間シンクタンク構想日本政策担当ディエレクターの伊藤伸さんが日本で数少ない独立系シンクタンクとして超党派で政策立案に成功している構想日本の活動を説明し、政党や政府機関の勉強会での提言説明から行政施策に取り入れられるまでのロビー活動などを紹介した。
 同じく民主党が設立した政党系シンクタンク公共政策プラットフォーム(プラトン)政策コミュニケーション室の坂田顕一さんが、政党シンクタンクとは何かについて講演し、日本におけるシンクタンクの歴史や特徴、プラトンが培っている政策活動における人的メットワークの重要性について説明がなされた。インターンからは「シンクタンクの財政はどうなっているのか」「研究テーマや専門家をどうやって選ぶのか」「この仕事についたきっかけ、やりがいはどうか」など活発な質問が出され意見交換が行われた。

 政策立案研修の2講座目「選挙・政治にかかわる法律知識−政治参加・観察の参考のために」では、民主党本部の平川憲之部長が講演し、立憲議会政治と三権分立の基本的考え方から、議会・政治活動・選挙の3つの分野に関する法体系の概要を説明した。また政治活動と選挙運動の違い、政党ポスターはなぜ2人写真が多いなど具体例が示され、有権者として選挙権を行使する時にどうやって情報を集めたらよいかアドバイスが行われた。
 講演の終了後、衆院選にむけ20代の投票率を上げようと取り組んでいる学生団体i-voteのメンバーが、メールプロジェクトや若手政治家との居酒屋討論などのイベントを紹介し、活動への参加を呼び掛けた。

 学生団体i-voteは若者の政治参加と投票率アップを目指す団体で、昨年4月にインターン経験者が中心になって立ち上げた超党派の学生団体。民主党青年局をはじめ自民党や公明党など各党の青年局も活動に協力している。
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