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2002/04/11
【衆院本会議】小林議員がペイオフ解禁後の金融情勢質す
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 民主党の小林憲司議員は11日、衆議院本会議で「政策金融機関に対する検査の権限の委任のための関係法律の整備に関する法律案」について質疑を行い、金融庁の検査の信頼性、今月1日のペイオフ解禁後の預金者の不安など、現在のわが国の金融をめぐる状況と政府の対応について幅広く塩川財務相、柳沢金融担当相らの見解を質した。

 小林議員は、塩川財務相が「3月危機などまぼろしだ」と語ったことを取り上げ、「危機は去ったという認識こそ幻想にすぎない。3月危機をしのいだのは、公的資金によるPKO(株価維持操作)や空売り規制強化など小手先の彌縫策を総動員して無理やり株価をつり上げたからではないか。ペイオフ凍結が解除され、多くの預金者は、いつまた金融危機がやってくるかと不安を抱いている。3月危機がまぼろしだというなら、少なくとも当分の間は金融機関の破綻がないと太鼓判を押すことができるか」と財務相に迫った。

 これに対して塩川財務相は、「ペイオフ凍結が解除されたが、現在の金融システムが危機的状態にあるとは全然思っていないし、もうしばらくは絶対に大丈夫な状況が続くということをご認識いただきたい」と答えた。

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